
企画展「チェコ・デザイン 100年の旅」が、6月1日から「富山県美術館」(富山市木場町、TEL 076-431-2711)で始まる。
チェコはヨーロッパの中央に位置し、古くから東西の文化が交差する地として知られている。19世紀末から20世紀初頭にかけては、装飾性の豊かな芸術運動「アール・ヌーヴォー」が興隆し、ピカソがけん引した「キュビズム」を取り入れた幾何学的形態の建築物が建てられるなど、独自の芸術文化が花開いた。20世紀半ばの社会主義の時代にも、優美なデザイン様式や詩的なアニメーションを生んだ。工芸品「ボヘミア・グラス」などの伝統産業と同時代の芸術表現が融合した世界は、現代でも多くの人々を魅了し続けている。
今回の企画展では「チェコ国立プラハ工芸美術館」の所蔵作品を中心に、19世紀末から現代に至るチェコ・デザインの世界を紹介。アール・ヌーヴォーの旗手である画家アルフォンス・ミュシャの作品「ジスモンダ」、チェコの国民的作家カレル・チャペックによる「ダーシェンカ あるいは子犬の生活」初版本など、家具、食器、ポスター、おもちゃ、書籍を約250点展示する。総合IT企業「インテック」(牛島町)所蔵の、ミュシャの作品約20点も併設展示する。
開館時間は9時30分~18時(入館は17時30分まで)。水曜、7月16日休館。観覧料は、一般=900円、大学生=450円、高校生以下無料。7月28日まで。