富山市民俗民芸村で染め物講座  型染めで正月飾り作り

型絵染で制作された作品の一例

型絵染で制作された作品の一例

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 富山市民俗民芸村(富山市安養坊、TEL 076-433-8270)内の管理センター講座室で12月2日と3日、染め物講座「型染めで正月飾りを作ろう」が開催される。

水木省三さん作の型絵染めによるカレンダー

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 呉羽丘陵地にある同所は、民芸館、民芸合掌館、民俗資料館、考古資料館、陶芸館、茶室円山庵、売薬資料館、篁牛人記念美術館、とやま土人形工房、管理センターなど、さまざまな文化施設が立ち並ぶ集落。江戸後期から大正時代の建築物を移築した建物の中に、民芸品や文化財、貴重な資料などが展示されている。

 管理センター内で行われるお正月の講座は、昨年に引き続き2回目の開催。夏休みは、親子で参加できる型染め講座もある。

同講座で講師を務めるのは、富山市出身の水木省三さん。日本民芸協会常任理事であり、人間国宝で民芸運動の主要な参加者でもあった芹澤銈介さんに師事していた。「型染め」は、下絵を描いた型紙をカッターで切り抜き、切り抜いた模様をアクリル絵の具とはけを使って転写するというもの。今回は参加者が自由にモチーフを決めて正月飾りを制作。型染め用の用紙には色紙と掛け軸を用意するが、年賀状やTシャツなどの布地などの持ち込みもできる。

 民俗民芸村担当の湊川さんは「型染めはあまり身近に感じられないというイメージがあるが、先入観にとらわれず自由な発想を持って接してもらいたい。染め物を身近に感じてほしい」と話す。

 開催時間は9時30分~12時。参加費は3,600円。参加は要問い合わせ。

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