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富山の家具店で「北欧展」 名作チェア100脚も展示販売

柔らかなフォルムが特徴的な「ナナ・ディッツェル」の家具

柔らかなフォルムが特徴的な「ナナ・ディッツェル」の家具

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 富山市西長江の家具店「ARTREE」(富山市西長江4)で11月12日、「北欧展」が始まった。

「五割一分」がディスプレーを手掛けた展示スペース

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 「受け継ぐ家具」をコンセプトに8月にリニューアルした同店。北欧家具や「質のいい」(同店)日本の家具をセレクト販売する中、「北欧家具の本物の良さに触れられる機会があれば」と同展を企画した。期間中は店内で1950~90年代にかけて作られたデンマークやフィンランドの名作家具を中心に展示販売。取引のあるメーカーや会社にも協力を仰ぎ、普段同店で取り扱いのない商品もそろえる。

 「ハンス・J・ウェグナー」「フィン・ユール」「アルネ・ヤコブセン」などの有名デザイナーのものから無名のデザイン家具まで幅広いセレクトを展開。メーンとなる椅子だけでも約100脚を展示する。そのほかダイニングテーブルやリビングセットも、北欧の演出とともに紹介する。富山の設計・デザイン事務所「五割一分」が商品構成からディスプレーまで手掛けた特別展示スペースも設けている。

 スタッフの宮嶋真吾さんは「北欧の人々の暮らしの中で家具はとても大事で大切な存在。長く受け継がれていくいい家具を持つ彼らの文化を日本の人々にも知ってもらいたい思いがあった。生活の中に北欧家具を取り入れることで得られる、暮らしの豊かさを感じてほしい。普段あまり目にすることのない珍しい商品もあるので、この機会に見てもらえれば」と話す。

 展示品は全て購入できる。椅子やソファの張り地は好きな張り地を選択できるものも多く、日本では珍しいテキスタイルパターンも用意する。福光にある本店の「石崎家具」では同期間、「日本の椅子展」を開催している。

 営業時間は10時~19時。水曜定休。今月30日まで。

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