食事会「とやまにいんどじンち by TOYAMA De ソガーベ」が3月30日・31日、射水市のカフェ「はっぴ~ファーム tutti」(射水市円池)と「櫛田コミュニティセンター」(射水市櫛田)で行われた。
東京を拠点にインド料理の食事会やイベント企画、レシピ本の制作などを行う「Neo Culture」代表の曽我部智史さんが企画した。曽我部さんは22歳の頃から世界を放浪し、現在インドを中心とした各国の田舎料理の研究を行っている。
「とやまにいんどじンち」は2017年に東京で開催したインド料理のイベント名で、「インド人の家に遊びに行く感覚で、ディープなインド料理を頂く」という思いが込められている。今回、カレーファンの多い富山で行うために復活させた。
2日にわたり射水市の2カ所で行われたイベントでは、初日はタミールベジタリアン、2日目はポークヴィンダルーなど、インド南部のゴアとマンガロールの家庭料理と食堂メニューを提供した。2日目のメニューは、海産物とスパイスをまぜて炊いた「コンカン風シーフードプラオ」、ひよこ豆カレー「マンガロール風カラチャナマサラ」、富山の海産物を使った「あさりと玉ねぎのギーロースト」など6種類。
食後は参加者から多くの質問を受け、インドや東南アジア諸国の家庭料理事情、レストランと家庭料理の違い、南インドのベジタリアン料理の事情などの話でにぎわった。会場では曽我部さんが制作したレシピ本も販売された。
曽我部さんは「東京、大阪をはじめ全国のさまざまな地域で料理を作ってきたが、富山は初めて。今度は他の国・地域などの料理をテーマに、再び富山を訪れたい」と話した。