見る・遊ぶ 学ぶ・知る

劇作家タニノクロウさんの舞台 オール富山「ダークマスター 2019 TOYAMA」

精神科医でもある異色の演劇人タニノクロウさん

精神科医でもある異色の演劇人タニノクロウさん

  •  
  •  

 「庭劇団ペニノ」を主宰する劇作家タニノクロウさんの脚本・演出による舞台「ダークマスター 2019 TOYAMA」が3月7日~10日、「オーバード・ホール」(富山市牛島町)で上演される。

東京の劇団で活躍する善雄さん(左)と、富山で珈琲店を営む六渡さん(右)

 1976(昭和51)年、富山生まれのタニノさんは、「昭和大学」医学部在学中に「庭劇団ペニノ」を仲間と共に立ち上げ。精神科医のキャリアを持つ異色の演劇人として注目を集める。自宅マンションを改築して作った舞台スペース「はこぶね」や、巨大テントを張った野外劇場など、空間演出と舞台美術に凝った作品に定評がある。舞台上に温泉空間を築き上げた「地獄谷温泉 無明ノ宿」(2016年)で、第60回「岸田國士戯曲賞」を受賞。ヨーロッパやアメリカなど、海外での演劇祭にも数多く招かれ高い評価を得ている。

[広告]

 今回は一軒の定食屋を舞台に、腕のいい偏屈な料理人であるマスターと、バックパッカーの若者との奇妙なやり取りを描いた「ダークマスター」を上演する。同劇団の代表作でもある本作の舞台を富山に移し、新たに脚本を書き下ろす。舞台上では実際にステーキやオムライスなどの調理を行うほか、主人公の若者同様に、観客はイヤホンを装着してマスターの指令を聞く。五感に訴えるリアリティーあふれる演劇体験を堪能できる。

 キャスト、美術スタッフは全て富山在住者・出身者。マスター役には、実際に富山市内で「太陽珈琲(コーヒー)焙煎(ばいせん)本舗」を営む六渡達郎(ろくどたつお)さん。若者役には、映画監督・松居大悟さんが主宰する劇団「ゴジゲン」のメンバー、善雄善雄(よしおぜんゆう)さん。富山版の新たなキャラクターを、富山の「劇団すばる」の古池大地さんが務める。8日・9日の終演後にタニノさんによるアフタートークが行われる。

 関連企画として劇中で調理される架空メニュー「立山ライス」を、創作料理「まいもんや」(牛島町)、喫茶「小馬」(桜町)、欧風家庭料理「ダンデリオン」(綾田町)の洋食店で提供する。3月17日までの期間限定。

 7日・8日は19時、9日は13時と18時、10日は13時開演。チケット料金は、一般=3,800円、小学生以上、25歳以下=2,800円。未就学児入場不可。

  • はてなブックマークに追加