美術ブロガーのTak(タケ)さんを講師に招いた「わからないから始まる美術鑑賞」が、2月24日に「富山県美術館」(富山市木場町、TEL 076-431-2711)で行われる。
同館の恒例企画「TADアート・レクチャー」では、アーティスト、研究者などを招き、さまざまな角度から美術の魅力に迫る機会を設けている。今回、ゲストに招いたTakさんこと中村剛士さんは、2003年からブログ「青い日記帳」を主宰。年間約400件の美術展に足を運び、展覧会レビューをはじめ幅広いアート情報を気さくな文体で毎日発信している。
数多くの美術ガイド本の監修、執筆も手掛けており、高尚で難解だと思われがちな美術を、身近なものとして捉える構成で人気を呼ぶ。2018年には、初心者向けの美術鑑賞ポイントを書いた入門書「いちばんやさしい美術鑑賞」が話題となった。最新刊は、カフェ、レストランのある美術館を紹介するガイド本第2弾「カフェのある美術館 感動の余韻を味わう」。「水辺でくつろぐ」「アートビレッジで満喫する」「本格的な料理が味わえる」「独特な空間が楽しい」の4章構成で、カフェのガイド本としても楽しめる一冊となっている。
今回の企画では、美術を楽しむ鑑賞ポイントや、美術館で楽しく過ごすコツをTakさんがレクチャーする。一過性のものではなく、長続きするアートとの付き合い方などを、富山県美術館が収蔵する作品を例に挙げてトークを披露する。事前に同館コレクション展の鑑賞を推奨。
14時開演。参加無料。コレクション展観覧料は300円(70歳以上、大学生以下無料)。