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富山市・花水木通りのラーメン店地に古本とコーヒーの店

店名のネオンサインが光る店舗外観

店名のネオンサインが光る店舗外観

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 個性的なセレクトショップや雑貨店が立ち並ぶ富山市花水木通りに11月1日、「古本と珈琲 ジンジャーラーメンブックス」(富山市南田町)がオープンした。

カウンターのほかテーブル席も用意する

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 古本の買い取り・販売のほか、店内で飲食もできる同店。店主の飯野弥風音(みふね)さんは「古本屋の経験はなかったが、店舗が空いていると知りオープンを決めた。もともとラーメン店だった造りを生かし改装していくうち、食事もできる店にしたいと思うようになった」と話す。

 店内にはSF、ミステリー、料理や恋愛小説といったさまざまなジャンルの本をそろえるが、いずれも見せ方がユニーク。70年代にあった「薔薇十字社」「牧神社」といった出版社別の展示や、「吸血鬼」「犬」に関する作品など、テーマごとの展示なども行う。黒板の「お薦め本」には、内容ではなく表紙のイラストレーターやデザインについてコメントを添える。

 「表紙のイラストや背表紙の文字体、帯の色も本の魅力の一つと感じている。見た目で選び読んでもらいたい」と、飯野さん。

 飲食メニューは、コーヒー(480円)、ウーロン茶、オレンジジュース(以上450円)、バターチキンカレー(850円)、カレーとドリンクセット(1,000円)など。カレーはテークアウトも可能。コーヒーは「FLAT COFFEE(フラットコーヒー)」(中新川郡米沢)の焙煎(ばいせん)豆を使い提供する。

 店内にある古本は商品だが、読むだけも歓迎。「ゆっくり本が読めるよう、片手で食べられるカレーをメニューに選んだ。今後は、お客さんが読みかけの本に挟んでおける『マイしおり』の導入を考えている。お客さんが、しおりをきっかけに交流できれば」とも。

 営業時間は、月曜・水曜・木曜=17時~22時、金曜=17時~24時、土曜・日曜・祭日=11時~24時。火曜定休。

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