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富山の鉛筆ドローイング作家・谷英志さんの作品展 作品集の出版も

フューチャーシティ(未来都市)/Future city
紙に鉛筆、色鉛筆、アクリル絵の具/1425×680ミリ 2017年 撮影:室澤敏晴

フューチャーシティ(未来都市)/Future city 紙に鉛筆、色鉛筆、アクリル絵の具/1425×680ミリ 2017年 撮影:室澤敏晴

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 富山市出身の鉛筆ドローイング作家・谷英志さんの作品展が、12月15日から滑川の「古本いるふ」(滑川市瀬羽町)で行われる。

盆踊り#02 / Bon odori#02(第1アリアンサ)紙に鉛筆画、色鉛筆 2016年

 1981(昭和56)年、富山市生まれの谷さんは、美術教師として県立学校に勤務する傍ら、鉛筆を使った緻密なドローイング作品を生み出してきた。2014年からは約2年間、ブラジル・サンパウロ州ミランドポリス市の第3アリアンサ地区富山村にある日本語学校へ赴任。ブラジルの日本人街の街並みや、入植祭での盆踊り・カラオケ大会をモチーフに、異国の中にある日本を描写した。2015年にブラジルと富山の2拠点で、個展「わたしのみた日系ブラジル社会」を開催した。

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 今年12月12日、谷さんの鉛筆画業10周年を記念した作品集「風景/旅/身体」が刊行される。郷愁を誘いつつもどこか奇妙さを抱かせる風景画や、再開発が進む地元・富山にシニカルなまなざしを向ける作品などを収録する。ブックデザインは富山在住のデザイナー、宮田裕美詠さんが手掛ける。

 作品集の刊行に合わせた今回の作品展では、同書に掲載された作品のほか新作や未発表作品を含む約30点を展示。会期中の土曜・日曜、12時~18時には谷さんが在廊する。16日15時からは、谷さんの生誕37周年記念ドキュメンタリー映画「谷」も上映する。古本いるふの店主・天野陽史さんは「何気ないように見える風景が鉛筆で陰影に置き換えられると、こうも魅力的になるのかと思わずにはいられない。谷さんの作品を多くの人に直接見てほしい」と話す。

 開館時間は12時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。今月23日まで。