マーケットイベント「メルへニズムマーケット」が11月18日、小矢部市の「北日本新聞小矢部西部販売所」(小矢部市石動町2)周辺で開かれる。
コスプレ、ロリータ、ゴシック、スチーム、パンクなど趣向性のある洋服、服飾小物の自作・中古・未使用品販売を行う同マーケットは今回で2回目。
実行委員長のMiyaB(みやび)さんは「3月に開催した1回目は、20代から40代の女性を中心に多くの方に来ていただいた。いわゆる『原宿系ファッション』と言われるようなファッショングッズを販売する店が少なくなっているが、ファンにとっては今でも根強い人気のあるジャンルだと感じている。洋服の並ぶ都市部の開催ではないにも関わらず、会場を周遊してじっくり滞在する方も多く、たくさんの笑顔や喜びの声を聞けた」と振り返る。
当日は、手作りを含む中古のロリータの洋服とコスプレ衣装を販売する「カサブランカ」、かわいい系、和風テイストなどさまざまなレジン作品を制作する「まろん屋」、猫耳やメイドなどのリクエストにも答える「似顔絵屋」など15店舗が出店を予定。会場内には「不思議の国のアリス」をテーマとした写真撮影ブースも設ける。MiyaBさんが営むメイド喫茶「メルト」のブースでは、お薦めの紅茶、コーヒー、小矢部の食べ物などを提供する。
イベント会場の一つとなる「川島屋呉服店」(石動町1)では、空き店舗となっている老舗着物店の雰囲気を生かし、人形や絵画の展示・販売を行うほか、運営スタッフの一人で、コスプレーヤー兼アーティストの桜哉(さくや)さんが「学生服と生と性」をテーマにした昭和怪奇的な写真作品「学乱地獄」と、撮影のために自作したキツネ面や書なども蔵の中で展示する。
MiyaBさんは「『あなたがときめく、なりたい自分になれるファッション』をテーマに、さまざまな店を集めた。好きな気持ちを詰め込んだ手作り品、気に入って買ったので大事にしてくれる方に譲りたい洋服、手間暇かけて趣向を凝らしながら作るアクセサリーなどを販売する」と話す。「作り手、売り手の方とワクワクを分かち合いながら買い物していただけるとうれしい。若者の先端ファッションの世界を少しのぞきたい人、いつか自分でも着たい・作りたい人、自分では着ないが面白そうと思った人など、多くの方に来てもらい、自由なファッションを楽しむ大人が富山にもたくさんいて楽しめる場所があることを知ってもらえれば」と呼び掛ける。
開催時間は10時~16時。入場無料。