ブックイベント「ぶっく寺す」が11月25日、入善にある真宗大谷派「念興寺」(下新川郡入善町、TEL 0765-78-1252)で開催される。
19代目住職である瓜生義寛さんの妻であり、「古本ユニットricca(リッカ)」として活動していたみゆきさんが企画。先々代の17代目住職・義淳さんが図書館を開きたがっていたと知り、17代目が集めた明治・大正・昭和初期の貴重な蔵書を公開しようと思い立った。
第4回となる今回は画家の牧野伊三夫さんと、東京・銀座の老舗画材店「月光荘画材店」の3代目店主・日比康造さんをゲストに迎えたトークショーを行う。「月光荘おじさん」の愛称で親しまれた月光荘の創業者・橋本兵藏氏は富山出身で、日比さんの祖父に当たる。当日は橋本氏や月光荘の功績について話すほか、牧野さんが編集長を務める美術同人誌「四月と十月」についても掘り下げる。参加費は1,000円。
本堂では月光荘の商品や長野の古道具店「ninjinsan」の什器(じゅうき)、鎌倉の出版社「港の人」の書籍、美術同人誌「四月と十月」の販売を行う。
庫裏(くり)では古本を主としたフリーマーケットのほか、広島の「banjoh-ya(バンジョーヤ)」による柑橘(かんきつ)販売を行う。魚津の手作り時計店「meu tempo(メウテンポ)」によるオリジナル掛け時計、銅版画家・杉本あかりさんとのコラボ時計なども販売する予定。17代目の蔵書を公開する「念興寺図書館」では、貴重な仏教書「国訳一切経」の一部を展示する。
岩瀨にある紅茶カフェ「アナザホリデー」のチャイとキーマカレー、入善のカフェ「グラチネ」監修による舟見産イチジクを使ったスイーツなどのフードも提供。ピアノ発表会、19代目住職が披露する「紙芝居」も行われる。
開催時間は10時~17時。入場無料(一部は有料)。