富山能楽堂(富山市友杉)で11月3日、音楽イベント「狂言綺語(きご)」が行われる。2011年から国内外のアーティストを招き開催されており、今年で3回目。
カナダ在住のアーティスト I am Robot And Proud
北陸のアーティストを中心にCDリリースを行っている、富山の独立系音楽レーベル「TOKEI RECORDS(トケイ・レコーズ)」と、富山在住のシンガー・ソングライター「ゆーきゃん」による共同企画。国内外の気鋭アーティストが能舞台に上がり、パフォーマンスを披露する。
今年出演する海外アーティストは、カナダ・トロント在住のショウハン・リームさんのソロプロジェクト「I am Robot And Proud(アイアムロボットアンドプラウド)」。シンセサイザーを使用し、おもちゃのピアノや木琴の音を取り入れたインストゥルメンタル・エレクトロミュージックだ。国内アーティストは、プラネタリウムなどあらゆる場所でライブを行ってきた「DE DE MOUSE(デデマウス)」をはじめ、海外での評価の高い女性アーティスト「cuushe(クーシェ)」、富山と東京、広島在住のメンバーで活動する「smoug(スマウグ)」、「ゆーきゃん」ら8組。メーンステージとなる本舞台だけでなく、橋掛かりを使用し、DJや即興演奏・読経・舞踊のアーティストパフォーマンスも披露する。
場外には、文芸書や美術書などの古本をそろえる「古本ブック・エンド 1号店」(総曲輪)、エレクトロミュージックやポストロックのレコードを取り扱うオンラインショップ「Linus Records(ライナス・レコーズ)」のポップアップコーナーも設置。ライナス・レコーズでは、12月16日にリリースされるスマウグのCDアルバム「FOLK REMEDY(フォークレメディ)」の先行販売を実施する。
同イベントについて、主催者であるトケイ・レコーズの山内晃一さんは「国内外の素晴らしいアーティストのパフォーマンスを、足を運ぶ機会が少ない能楽堂という異空間で体験してほしい」と、富山県内外からの来客を期待している。
開催時間は13時~20時。前売り券3,500円(チケット予約は狂言綺語のホームページで受付)。