富山市中心市街にある複合施設「富山市民プラザ」前の大通り「大手モール」(富山市総曲輪4)で7月1日、朝食をコンセプトにしたイベント「ひらめきの朝食」が行われる。
同イベントは今年4月に続き2度目の開催。毎回テーマを変え、年内に3回程度の開催を予定している。4月のイベントでは約1000人が来場した。
今回のテーマは「越境」。県内の飲食店、雑貨店、生花店など15店のブースが並ぶマーケットが、テーマに合わせた商品を販売する。参加するのは、「くじら堂」(ベーグル)、「浜多屋魚津駅前店」(タコス)、「アオヤギ食堂」(カレー)、「VIVA!Juice Shop」(フレッシュジュース)「Labour&Laboratory(レイバーアンドラボラトリー)」(雑貨)など。
イベントを企画した「EVERT」の蛯谷耕太郎さんは「富山市のまちなかでは第1日曜の朝、護国神社の蚤(のみ)の市をはじめ楽しいイベントが多く行われている。ワークショップ参加者、イベントに訪れた友人や家族、こだわりあるお店づくりをしている方々との交流を通じて、刺激的な一日の始まりの時間をつくりたいと思い企画した。テーマによってゲストや出店者が毎回変わるところも楽しんでもらえたら」と話す。
NHK 大河ドラマ「西郷どん」の題字などを手掛けるカリグラファー「BLACK AND GREEN SMITH」こと小泉遼さんを招き、ハンドレタリングのワークショップも行う。定員は20人で既に満席。来場者が好きな言葉をオーダーし、「BLACK AND GREEN SMITH」がその場でドローイングするショップもオープンする(1枚2,000円)。
蛯谷さんはハンドレタリングについて「文字の形や色合い、紙の上での文字の位置をしっかり計算し、言葉をアートのように描くところが魅力。定規などを使って図形を描くように進めることもでき、絵を描くことや習字に苦手意識がある方も挑戦できる」と話す。イベントについて、「大手モールという気持ちのよい街路、広場の空間で食事を楽しんでいただきたい」と呼び掛ける。
魚津市の20代女性は「前回はおいしそうなものがたくさん並んでいて、うきうきする朝が過ごせた。いつもの日曜よりも少し早起きして、今回も行きたい」と話す。
開催時間は8時~12時。