1876年創業の老舗製薬会社「広貫堂」(富山市梅沢町2)が6月15日、地元企業とコラボ開発した新商品「広貫堂エゴマゴールドブレンドオイルプレミアム2018」の販売を始めた。
「モノだけではなく、その背景にある物語も一緒にギフトとして届けたい」との思いを形にしたという同商品。「オール富山」をコンセプトに、エゴマのブレンドオイル、ガラス容器、六角形の桐箱、和紙の一筆箋と封筒をセットにしたギフト商品として、限定200セットを作成した。
エゴマのブレンドオイルは、富山市、富山大学、イタリアの食科学大学との食用油開発プロジェクトを通じ開発。富山でエゴマの栽培を行う「健菜堂」が搾油した富山市産のエゴマ100%オイルに、エキストラバージンオリーブオイルの中でも希少な、イタリア産のノンフィルターオイルをブレンドした。
オイルの容器は、富山ガラス工房が手掛けたガラス容器を採用する。朝日町で採取した翡翠(ひすい)を粉末にし、ガラス原料に加えて製作した。容器のカラーは4種類を用意する。外箱となる六角形の桐箱は富山の家具店「小野沢家具店」が手掛け、箱の中にはコースターやパズルとして使えるひし形のパーツを収める。贈り主への一筆添える和紙の一筆箋と封筒は、越中八尾和紙の「桂樹舎」が手掛けた。
広貫堂スタッフの奥田恵美さんは「贈る人も贈られる人も、作り手の私たちも幸せになれるギフトに仕上がった。商品を通じて、さまざまな『TOYAMA』を感じていただけたら」と話す。
同日、家庭で気軽にエゴマ商品を楽しめる新シリーズ「KOKANDO EGOMA+(コウカンドウ エゴマ プラス)」として、「えごまゴールドブレンドオイル」(1,000円)、「えごまジェノベーゼ」(800円)、「えごまハーブソルト」(600円)、「えごまドレッシング(3種)」(各700円)の販売も始めた。
販売は、広貫堂直営店、オンラインショップ、カタログ通販で行う。