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高岡市に「道の駅雨晴」 地元産のフードメニューも

白を基調にした「道の駅雨晴」

白を基調にした「道の駅雨晴」

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 高岡市の雨晴海岸近くに4月25日、「道の駅雨晴」(高岡市太田、TEL 0766-53-5661)がオープンした。

展望デッキから雨晴海岸を眺望できる

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 国道415号線沿いにある雨晴海岸。能登半島国定公園にも含まれている同海岸は、鎌倉幕府に追補を受けた源義経が奥州へ逃げる途中、にわか雨がやむのを待ったといわれる「義経岩」があり、そのことが名前の由来といわれている。

 「日本の渚(なぎさ)百選」にも選ばれ、浜から眺める岩礁や富山湾越しに見える3000メートル級の立山連峰を望むことができるほか、JR氷見線の越中国分駅~雨晴駅間は海岸線の横を通るため、列車の撮影ポイントとしても鉄道ファンなど多くの観光客から支持されている。

 「雨晴海岸の遠景を楽しんでいただき、日々の喧騒(けんそう)から離れ、ゆったりとした時間を過ごすことができる施設」を目的とする同道の駅。2階と3階はさまざまな視点から雨晴海岸を一望できる展望デッキを配置。1階にはタッチパネルで操作できる大型モニターなどで、高岡市の見どころや観光情報を提供するコーナーも設置する。駐車場は大型バス4台分を含め39台分用意され、24時間利用できる。

 富山湾を眺めながら食事が楽しめる2階のカフェスペースでは、「紅ズワイガニと甘エビのトマトクリームパスタ」(1,080円)、「とやまポークとチキンのピザ」(1,200円)、「氷見牛ハンバーグ」(1,300円)など、地元産の食材を使ったメニューを提供。スイーツは、雨晴海岸から望む立山連峰をイメージしたブルー・ハワイ、義経岩をイメージした抹茶、水面から湯気のように霧が立ち上がる気嵐(きあらし)をイメージしたマンゴーの3種類がある「雨晴サンデー」(各500円)などを提供する。

 売店スペースでは、高岡銅器、高岡漆器を中心とした伝統工芸品のクラフト作品、「ドラえもん」をはじめとする高岡市出身の漫画家、藤子・F・不二雄作品のグッズ、手作りますのすし、地酒、地元銘菓、雑貨などを取りそろえる。

 同道の駅近くの「臨済宗辰口寺」の住職・澤田珠音二尼和尚は「道の駅を建てただけで満足せず、今後はイベントも期待したい。道の駅近くには雨晴海岸だけでなく、国泰寺や桜谷古墳、国重文の武田家住宅などの見どころもあり、これを機に雨晴がもっと活気づけば」と期待を寄せる。

 カフェ・売店スペースの営業時間は9時~19時。

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