黒部市の酒蔵メーカー「銀盤酒造」（黒部市荻生、TEL 0765-54-1181）で3月25日、「銀盤酒造の蔵祭り」が開催される。

同イベントが行われる銀盤酒造

　1910（明治43）年の創業の同社。日本名水百選にも選ばれる黒部川扇状地湧水群の軟水を仕込み水に、富山平野の肥沃（ひよく）な穀倉地帯が育んだ酒造好適米を使用。幾度も丁寧に精米された米は、さらりとした飲み口と心地よい余韻があり、雄大な黒部の自然を思い浮かべる酒に仕上げている。

　今年初の開催となる蔵祭り。「今年で108年。ありがとうの気持ちを伝える、をコンセプトに開きたい」と担当者の高野淳さんは話す。当日は低温タンク直結の酒の量り売りをはじめ、秘蔵酒ショット売り、銀盤グッズ販売、景品が当たるビンゴ大会などを予定する。

　昨年8月に同社の応援団長に就任したプロボクシング元・世界3階級王者の亀田興毅さんも来場。13時からトークショーとサイン会も行う。

　イベント当日に限り、富山地方鉄道の鉄道線・市内電車全線の1日フリーきっぷ乗車券を、電鉄富山駅ほか富山地鉄有人駅などで販売する。価格は2,000円で、限定1000枚。購入者には、同イベントで使う飲み放題のちょこ1つを進呈する。当日はシャトルバスを、あいの風とやま鉄道黒部駅から9時50分、10時25分、11時10分の3回運行する。

　高野さんは「当日は駐車場を用意していないため、公共交通機関を使って来場してほしい。飲食店の出店、子供広場、獅子舞や日本舞踊の披露なども披露する。多くの方に来場していただければ」と呼び掛ける。

　開催時間は10時～16時。入場無料。雨天決行。