富山県立図書館(富山市茶屋町)で3月13日、富山のタウン情報誌「TJとやま」のバックナンバー展「TJとやま38年のあゆみ」が始まった。
出版社「シー・エー・ピー」(富山市金屋)が手掛けてきた同誌は、2月25日発行の3月号で休刊した。
同社では現在、富山の女性向け情報誌「タクト」や「街食本」などを手掛けており、休刊した同誌も地元のタウン誌の代表として長年多くの県民に親しまれてきた。
今回の企画展は、創刊準備号から休刊号まで全459冊のバックナンバーを一堂に展示。これまで同館で閉架資料として保管していた同誌を、休刊を機に一般公開する。
TJとやま編集長の松本哲哉さんは「休刊に際して、いろいろな意見や手紙を頂いた。月刊誌というスタイルはいったんピリオドを打つが、富山県の楽しいことを伝えるスタンスは変えることなく、今後も発信していきたい」と話す。
「TJの38年間の歴史を見られるのは最初で最後の機会かもしれない。成人式ショットや読者モデル、街角スナップショットなどに出られた人も多くいると思う。懐かしい思い出をTJとともに振り返っていただければ」とも。
開館時間は、平日=9時~19時、土曜・日曜=9時~17時。月曜休館。3月25日まで。