富山市中心市街に2月24日、居酒屋「葷酒山門(くんしゅさんもん)」(富山市西町6、TEL 076-493-0117)がオープンした。
同店が入居するのは、西町に古くから立つビルの1階。小さな通路の奥に店を構える。鮮やかなグリーンの扉に、淡いグリーンの壁紙、木のカウンターテーブルを配置し、女性でも気軽に足を運びたくなるようなカジュアルな雰囲気に仕上げた。
店主は富山出身の山本晃路さん。高校を卒業後、進学で関東方面へ行った後、東京の飲食店で働き始めた。35歳で東京・目黒に居酒屋「酒嚢飯袋(しゅのうはんたい)」をオープン。日本酒をメインに、羽釜でご飯を炊くスタイルがサラリーマンや女性客に人気を集めた。昨年10月、地元・富山にUターン。自分の手の届く範囲で店をやりたいと、同店を開業した。
同店も前店同様、日本酒をメインとしたラインアップで構成。富山県の地酒のほか、全国からさまざまな銘酒を取りそろえる。そのほかに瓶ビール、焼酎、ワイン、デルカップなども用意。「お酒をたくさん飲んでほしい。飲んべえ大歓迎」との思いから、飲み放題コースも設けた。
おにぎりや卵めしなどのごはんメニューもそろえており、女性客や夜ご飯を食べたい客にも対応。前菜盛り合わせなど、山本さんの手技が生きた創作性豊かな料理も提供する。
12時より2時間、ランチタイムも営業し、わっぱの中に数種の海鮮を混ぜ込んだ「海鮮わっぱ飯」(900円)を提供。温玉ととろろが付き、味わいを変えながら食べることができるのが特徴。
山本さんは「0次会でも3次会でも、気兼ねなく足を運んでいただければ。ちょい飲みだけでも十分楽しめると思う。日本酒も豊富にそろえているので飲んでみてほしい」と話す。
営業時間は12時~14時、18時~23時。日曜・祝日定休。