富山駅北口にある「サンフォルテ(富山県民共生センター)」(富山市湊入船町6、TEL 076-432-4500)2階ホールで2月3日、女性ボーカルグループ「grava」のコンサートが開催される。
スペイン語で「砂利」「小石」を意味するgravaは2002年に布上智子さん、千葉はなさんを中心に「声の力を生かす」ボーカルグループを目指して富山で結成。メンバーチェンジを繰り返した後、同年9月にボーカル高野さおりさん、11月にピアノの上野聡美さんが加入し、本格的な活動を始めた。2003年に千葉さんが上京し、遠距離になりながらも活動を続け、2006年にファーストアルバム「grava」をリリース。2007年、千葉さんが「羊毛とおはな」としての活動でデビューが決定したことがきっかけとなり、同グループは休止状態になった。2015年、千葉さんが永眠。2017年夏ごろより活動を再開し、ボーカルとピアノというシンプルな構成で県外ライブなどを積極的に行っている。
布上さんは「活動を再開したのは、はなのことがとても大きなきっかけだった。いなくなった直後から『はなの声を世にこれからも広めるために、何かしなくては』という気持ちが3人の中でとても大きくなっていった」と話す。「北陸の重たい雪がますます深くなり、日照時間も少なく気持ちもふさぎ込んでしまう季節。そんなときだからこそ、私たち自身もみなさんも一緒に温かくカラフルな気持ちになれたら」とも。
今回のコンサートは、ギターの地主直之さん、ベースの武田悟さん、シンセサイザーの桑原晶子さん、ドラムのヤチシンヤさん、パーカッションの池田愛さんをサポートメンバーに、小泉こうのすけさん、門嶋友美さん、CHIKOさんをゲストに迎えて行われる。ジャンルを超えた歌の披露のほか、コンサートを盛り上げる仕掛けも用意するという。
高野さんは「演奏の準備はもちろん、そのほかの準備も自分たちで企画し、仲間たちの協力に感謝しながら作り上げている。楽しんでもらえたら」と呼び掛ける。
15時開場、15時30分開演。料金は、一般(高校生以上)=3,000円、小・中学生=1,000円(以上、当日は500円増し)、小学生以下無料。チケットはROUTE46、ファインミュージックスクール、ファミリア音楽院、開進堂楽器 楽器センター富山・高岡などで販売中。