南砺の温泉施設「法林寺温泉」(南砺市法林寺、TEL 0763-52-4251)で1月12日、「湯る湯る 漫画持ち寄り in 法林寺温泉 2018冬」が開催される。
好きな漫画を持ち寄り参加者同士で「シェア読み」することを目的に開く同イベントは今回で2度目の開催。フェイスブックページ、もしくはツイッターで「#法林寺温泉」とタグを入れ、持ち込む漫画の写真を投稿し、イベント当日に漫画を持ち込むことが参加の条件となる。
同施設の社長・中川良一さんは「ツイッターで当館の大広間にそっくりな写真を見かけ興味を持ったところ、『漫画持ち寄りオフ』についての記述があったのでやってみたいと思った。『漫画創作会』が同時開催されており、漫画家さんや絵を描いている方がとても多く参加していたのを見て、お客さんの反応を見たくて開催を決意した」と話す。
同施設は1974(昭和49)年、医王山の麓で開湯。以来、小規模ながらも源泉かけ流し、循環無しにこだわった温泉施設として、地元南砺市の人たちの間でも隠れ湯的な穴場スポットとして親しまれてきた。近年では「湯冷めしない」「身体が楽になる」と評判で、地元住民や近場のIOX-AROZA(イオックスアローザ)スキー場帰りのスキー、スノーボード客も足を運ぶようになった。
ボードゲームや占いなど、多様なイベントを定期的に開いてきた同施設。「部屋のアイドルタイムの有効利用と、若い世代の人に来てもらいたいと思い始めた。ボードゲームという新しい文化も富山に根付かせたい。参加者みんながつながって新しいコミュニケーションが始まれば」と中川さん。
前回の開催では「なぜ自分がこの漫画を買ったのかを熱く語り合う機会を設けたのは、とても有意義だった。漫画に夢中になっている方も多くいた。3月か4月をめどに、漫画のビブリオバトル(知的書評合戦)も行いたい」と中川さん。今回は「ルルブ(TRPG・テーブルトークロールプレイングゲームのルールブック)持ち寄り会」も同時開催する。
中川さんは「他の温泉施設とは一線を画する企画を実施している。イベントを通して少しでも地域の活性化や新しい文化の創造につながっていけば。好きな漫画を持ち寄り、気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。3月まで、第2金曜の開催を予定。
開催時間は19時~22時。参加無料(入浴料・宿泊料は別途)。