富山県朝日町にある「朝日コミュニティーホール・アゼリア」(朝日町平柳)で11月18日、アウトドア映画祭「バンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバル・イン・ジャパン2017」が行われる。
1976年にロッキー山脈の小さな街バンフで初開催された同映画祭は、登山やスキーといったアウトドアスポーツ、自然環境や山岳文化などの素晴らしさを、ドキュメンタリー映画を通して紹介し続けてきた。日本では9月初旬から11月にかけて全国5会場で行われ、朝日町での開催は昨年に続き2回目となる。世界中から応募された350本以上から、厳選された作品を世界6大陸40カ国で上映する。
上映作品はA・B、2つのプログラムで構成。タスマニアのトーテムポールでの事故で半身不随になった登山家ポール・プリチャードさんが、18年の年月を経て、再びトーテムポールにチャレンジする「ドゥイング・イット・スケアド」、女性の社会進出が遅れるネパールの女性がトレイルランニングに挑戦する「ミラ」、アメリカのボルダリングシーンで活躍する日系人プロクライマー、アシマ・シライシさんが高難度の壁に挑む「ヤング・ガンズ」など、ショートフィルム全14作品を上映する。9月31日~10月1日に長野県白馬村で初開催された、山を登ってパラグライダーで降りる大会「2017 チャレンジ・ハイク&クライ」のダイジェストフィルムも上映される。
会場では物販ブースも設け、富山市のアウトドアグッズ、アパレルショップ「スポーツのマンゾク」、朝日町のハンドメードショップ「アトリエSASSA」、黒部市の移動販売カフェ「HAHAHA」など12店舗が出店を予定する。
同ホール担当者の上原祐一さんは「昨年、富山でアウトドアの映画祭を見られるとは思ってもいなかった。迫力に感動したなどの声を頂いた。今年はクライミングウォールや流木アートなど、フェスティバルらしい飾り付けもするので、雰囲気を味わってほしい」と呼び掛ける。
上映開始時間は、プログラムA=13時(12時30分開場)、プログラムB=17時(16時30分開場)。物販は10時~。料金は単独チケット=1,500円(当日1,800円)、A・B共通チケット=2,500円(同3,000円)。