富山・入善町の「入善まちなかうるおい館」(入善町入膳)で10月29日、「入善良い物市(秋)」が開催される。
主催は、長野県で古道具「ninjinsan(ニンジンサン)」を営む小口泰史さん。入善の自然や人に魅せられ、「富山の人や出店者に喜んでもらいたい」と今年4月に初開催し、雨天にもかかわらず、家族連れから年配者まで多くの来場者でにぎわった。今後、毎年春と秋の年2回の開催を目標に、「人、物、場所、文化を『良い物』という言葉に集約したイベントを目指す」という。
今回は富山県内外から、クラフト、古道具、古本、コーヒー、フード、雑貨、花、アート、整体など前回より10店ほど多い約40店が出店を予定する。
出店者は、地元入善町の手作り菓子「工房 あおの丘」、ビーガンスイーツ「Smile Labo.」、オリジナル雑貨とカフェ「HoLo家」、藍染め小物「藍染め屋a i y a」、焼き菓子・アイシングクッキーのワークショップ「ケーキハウスミユク」など富山県東部を中心に、県内各地より「ベーグルの店 くじら堂」、革小物「池田舎」、スペシャルティーコーヒーとみかんジュース「cafeMOCO」など。
そのほか、長野から古道具「オドル」、「絵本とあそび屋『夕やけこやけ』」など7店、東京から北欧ビンテージやアンティーク、洋服の店など3店が出店。修理した真空管ラジオや振り子時計を販売する田島秋男さん、包丁研ぎと西洋アンティーク「鍛錬」は初出店となる。
各地のイベント出店やカフェへの置き本をしている黒部市の古本店「よこわけ文庫」の天野陽史さんは「富山県東部でこの規模でこれだけのすてきなお店が集まることはまれなので、この機会にお気に入りの『良い物』を見つけていただければ」と話す。
小口さんは「さまざまなジャンルのお店は皆さん個性的。それぞれの『良い物』が集まるこのイベントを地元の方と共に定着させていきたい」と意気込む。
開催時間は10時~16時。入場無料。