富山市中心部にある文化施設「富山市民プラザ」(富山市大手町6)で9月23日・24日、イベント「写真と講学 フォトスとやま2017」が開催される。
県内の有志でつくる実行委員会により行われる同イベントは、今年で2回目。実行委員長の浅田隆一郎さんは「一写真ファンとして、富山にこんな写真のイベントがあったらいいなというのが開催のきっかけ。この作家のこの作品が見たいという思いが原点であり、出発点だった」と振り返る。
「わたしのとやま」をテーマとした一般公募によるフォトコンテストをメインに、さまざまな企画で構成する。
23日13時から、写真界の芥川賞と呼ばれる「木村伊兵衛写真賞」を本年度受賞した富山県出身の原美樹子さんをゲストに迎え、自作を解説しながらのトークイベント(無料)を開催。同日15時からは、日本広告写真家協会の理事を務める永嶋勝美さんが「プロが語る作品作りへの情熱&テクニック」と題して、プロ作家が一枚の作品を世に発表するまでのプロセスを、実際の作品を見せながらレクチャーする(参加費は2,000円)。
会場では写真家の石黒健治さんが、1960年代に撮影した高倉健や横尾忠則さんなどの著名人のポートレート展示や2013年に映画化された「スクールガール・コンプレックス」の著者である青山裕企さん、前回のフォトコンテストで最優秀賞を受けた黒部市在住の角谷祥子さんによる作品展も行われる。
浅田さんは「さまざまな企画を通じて、写真作家や来場されるプロアマ問わずの写真ファンとのご縁が良い方向に流れ、自然な形でイベントが進化していくことを願っている」と来場を呼び掛ける。
開催時間は11時~18時(日曜は17時まで)。入場料は500円。