富山・山室にあるインテリアショップ「CARGO」（富山市山室、TEL 076-422-5755）で現在、グラスウエアブランド「PP BLOWER」の展示会を開催している。

ガラスに異なる素材の質感をまとわせる

　長野・中川村に拠点を構えるガラス工房「スタジオプレパ」と東京・千駄ヶ谷のインテリアショッップ「プレイマウンテン」が2007年に共同名義で立ち上げたグラスウエアブランド「PP BLOWER」。ブランドを立ち上げて以来、コルク付きのサービングボトルやボトルのような形をしたランプなど実用性に富んだプロダクトを生み出してきた。

　2012年に新たなテーマを掲げたライン「MOLD ALL」を発表。その名の通り、MOLD（型取り）で制作することを基本とし、鉄パイプや木材、陶器のブロックなど既製であるものから型となる素材を探して制作する実験的なプロジェクトだ。木の型は熱されたガラスの熱で燃えてしまうため、その度に木の皮を貼り付ける。型取りながら、一点一点ガラスに表れる表情が異なり、細部にまで木肌の模様をまとった作品に仕上がるのが特徴。

　これまで各地で巡回展を開いてきたが、富山での開催は今回が初めて。同店では約70～80点の作品を展示する。

　同店オーナーの野村晃二朗さんは「ガラスを通して、手にした人の暮らしに豊かさをもたらせたら」と話す。

　開催時間は12時～20時。9月27日まで。