立山の麓に立地するコンビニエンスストア「立山サンダーバード」(立山町、TEL 076-483-3331)で、夏の名物「冷やし中華サンド」の販売が始まった。
同店は店主の伊藤敬吾さんが手作りするサンドイッチ、ハンバーガーや、立山の井戸水で米を炊き上げたおにぎり、昆布締めが売れ筋。調理師免許を持つ伊藤さんの腕と、地元の農家・鮮魚店とのネットワークによって独自の手作りフードを生み出している。
初夏にお目見えする「冷やし中華サンド」(270円)は、スナック菓子「ベビースターラーメン」を用いた定番の「ラーメンサンド」にサッパリとした甘酢たれ、ゆで卵を加えたもの。昨年まではチャーシューをトッピングしていたが、今回は新たにエビを投入して海鮮風の仕上がりを目指した。
ほかにも同店では常連客の意見を参考にした奇抜なアイデアで、毎月のようにユーモラスな新商品を生み出している。今月からチョコ菓子を使った、「きのこたけのこチョコサンド」(270円)を販売している。
今月初旬に旬の素材を使ったサンドイッチはないかと客に聞かれ、山菜を取り入れることを思いついたという伊藤さん。「チョコ菓子の『たけのこの里』『きのこの山』も山菜といえば山菜。それらに生クリームをトッピングし、デザート感覚で食べられるサンドイッチを考案した。『山菜サンド』という商品名にしようかと思ったが、本物の山菜と勘違いされてはいけないので」と話す。
昆布締めは、タケノコ、ワラビ、ウドといった本物の山菜を使うほか、鶏ナンコツ、チーズ、イワシのカルパッチョなどの変わり種を含めた80種類以上もの種類をそろえる。
営業時間は6時~20時。