黒部市にある魚の駅「生地」(黒部市生地中区)で6月3日、「生地まち歩きフェスティバル」が開催される。
港町の生地の町並みや清水をアピールする同イベントは毎年、「黒部名水マラソン」の前日に行われている。1万人を超えるマラソンランナーを含め、市内外から多数の観客が訪れる。
今年で21年目となる同イベントは、漁船ミニ遊覧、小アジ釣り体験、地引き網体験など生地の漁師の生活を体感できる企画で構成。普段、関係者以外は立ち入ることができない「生地鼻灯台」の一般公開も行われる。釣り体験などで捕れた魚は、参加者に配布する予定。
漁業資料の展示や生地の歴史を紹介する「漁業資料館出張講座」や、黒部観光ガイドが清水の湧き出るまちを案内する「生地まち歩きツアー」も行われる(10時~11時に随時受付)。12時~13時30分には黒部名水マラソンの特別ゲスト・高橋尚子さんが来場する予定。
メイン会場の「魚の駅『生地』」では、港町生地ならではの漁師鍋や新鮮な魚介類を販売する「魚食(ウォーク)カーニバル」が行われる。大町商店街を歩行者天国にして、地元の店舗が出店する「うんまいもん市」も開かれる。
主催の「漁村文化ミュージアムIKUJI協議会」の岡島和悦さんは「まち全体で来られる皆さんをおもてなしするので、この機会に生地のまちを楽しんでいってほしい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~15時。