富山市中心街にある日本酒居酒屋「DOBU6(ドブロク)」(富山市総曲輪2、TEL 076-493-0146)で6月17日、高岡市在住のシンガー・ソングライタ―、「W.C.カラス」さんがスペシャル・ライブを行う。
ブルース、ロック、ポップ、ソウルなどのジャンルを超えた音楽性を探求するカラスさんは、これまでに3枚のアルバムと、同郷の女優・室井滋さんとタッグを組んだミニ・アルバムを発表。2016年に発表した最新作「耐えて眠れ」では全編弾き語りに挑み、県内にとどまらず全国各地でツアーを展開している。
「カラスの巣 明日が昨日になる前に」と題した今回のライブは、同店が今年2月に3階にアコースティック形式のライブ・演劇などを行う舞台を増設したことから、カラスさんとのコラボ企画が実現。店主の土肥明さんは「富山のアーティストたちの、新たな表現の場となるようイベントスペースを増設した。カラスさんに演奏してもらうことは大きな意義がある」と話す。一方のカラスさんは「以前から飲みに通っていたドブロクはなじみが深い。ミュージシャンとしても、新たなホームにできれば」と話す。
当日はカラスさんがパフォーマンスを2部構成で行うほか、スワンプ・ロックやブルースを中心としたスペシャルDJ、オープニング・アクトのピアノ生演奏を予定。「カラスはブルースなのか?」をテーマに、ゲストの音楽ライター・妹尾みえさんとカラスさんが音楽談義を繰り広げるコーナーも設ける。
イベントに際しカラスさんは「自分はまた過渡期に差し掛かり、うっ屈したものがうごめき始めた。それが大噴火するような、当たり障りのないものではないライブにしたい」と意気込む。
19時開演。チケットは3,000円(ドリンク代別途500円)。