「砺波市美術館」(砺波市高道、TEL 0763-32-1001)1階の企画展示室と2階の常設展示室1で4月8日より、「砺波市美術館 開館20周年記念 2017砺波チューリップフェア特別展『宮脇綾子 アプリケの世界』」が開催される。
身の回りの草花や野菜などをモチーフに作品作りに取り組んだアップリケ作家、宮脇綾子。作品の材料は、物を大切にするしゅうとめが集め残した端切れや古布で、宮脇自身が最も好きだった「縫う」という作業で、多くのアップリケ作品を仕上げた。
同展では初期から晩年までのアップリケ作品と、日常をつづった「はりえ日記」、宮脇が縫った着物など70点余りを紹介。同館担当者は「一針一針丁寧に縫い合わせた作品には、季節の移ろいや日々の暮らしの中での小さな喜びや発見、心躍る瞬間などが表現され、宮脇の身近なものに対する深い愛情が感じられる」と話す。
関連企画として、4月8日に豊田市美術館の村田眞宏館長によるギャラリートーク、5月13日に布絵作家の松野奈津野さんを講師に迎えてワークショップ「アプリケを作ってみよう」を開く。ワークショップは参加費300円、定員20人(先着順、要電話申し込み)。
開館時間は10時~18時。5月8日、9日休館。観覧料は高校生以上=1,000円、小中学生=300円、小学生未満無料。4月21日~5月5日の「2017となみチューリップフェア」期間中は8時30分~17時30分開館、フェアチケット提示で入場可能。6月4日まで。