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富山のギャラリーで2人展 指し物とブローチを一緒に

寺田さんの額と重松さんのブローチ

寺田さんの額と重松さんのブローチ

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 ギャラリー「アートスペース カワモト」(富山市千石町通り1、TEL 076-491-6763)で4月7日から、作家2人展「愉しい暮らし展」が開催されている。

ブローチを手掛けた重松さん(左)と指し物作家の寺田さん

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 指し物作家・寺田洋子さんが手掛ける小さなたんすや棚、箸置き、重箱、額といった暮らしの道具と、重松淑子さんが手掛ける刺しゅうのブローチを展示する同展。ギャラリー店主の河本直子さんが「2人の世界観を共有できるような展示会を」と企画。指し物約50点とブローチなど約130点をそろえる。

 寺田さんは朝日町出身。大阪工業大学大学院建築科を卒業した後、八尾町の指物師・北山利一さんに師事。2006年に自宅工房「指もの カッセッタ」で制作をスタートし、富山をはじめ日本各地で個展やグループ展を行う。

 重松さんは富山市出身。総曲輪通りの老舗用品店「天下堂洋品店」(総曲輪3)の店主を務める傍ら「洋服を生かしてくれるブローチ」作りを8年前より始めた。好きな風景や絵画、思想などからインスピレーションを受けて作るというブローチは幅広い年齢層に定評があり、日曜にはブローチ教室も行っている。

 同展では、寺田さんが重松さんの刺しゅうを縁取る額を新作として制作。「重松さんの刺しゅうを家の中に入れてみたいという思いから、家の形の額を制作した」と寺田さん。「日々の暮らし方への思いが重松さんと共通していた。箸置きやブローチ一つで生活が変わるようなものを今後も作れたら」とも。

 重松さんは「周りに好きなものが増えていくことで、楽しい生活を送ることができたら。商品を手に取り、心のつながりを感じていただければ」と呼び掛ける。

 営業時間は11時~18時(最終日は17時まで)。今月13日まで。

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