富山のコミュニティーFM「富山シティエフエム」(富山市安住町2)が3月31日、開局20周年を記念した特別番組「年度末カウントダウン! ピストン藤井の寝た子を叩(たた)き起こす祭」を放送する。
同日23時30分から生放送する特番では、同局のレギュラー番組「金曜日はドキドキ」内の第3週コーナー「郷土愛バカ一代!」を担当する、珍スポット・ライター「ピストン藤井」さんがメインパーソナリティーを務める。
富山県内のスーパー「大阪屋ショップ」のファンキーなCMソングや、ホタルイカのメスの心情をつづったオリジナル演歌「身投げ慕情」の生演奏のほか、富山をモチーフにした合唱曲、デュエット曲などのご当地ソングを紹介する。
このほか、特別ゲストとして音楽番組「日々是好日」担当のシンガー・ソングライター「よしもとかよ」さん、「金曜日はドキドキ」第2週コーナー「平成バカラシー運動」担当のアーティスト「トムスマオルタナティブ」さんを招く。
音楽活動の傍ら、手織り作家としても活躍するよしもとさんは、世界各地の風変わりな曲を紹介するほか、リクエスト曲に応えて生歌も披露する予定。
地球儀がトレードマークのトムスマさんは、笑いとアートを融合させた健康器具の開発や、錫(スズ)製の癒やし系雑貨「てのりごちさん。」製作などで知られる。特番では、活動拠点の岩瀬地区で収集したユニークな音風景を紹介する予定。
ピストンさんは「新年度が始まる4月1日は、ある意味、真の2017年の幕開け。世間では正月よりもせわしないであろうこの時期を郷土愛でさらに盛り上げたい。怒らないで聞いていただければ」と呼び掛ける。
同局番組制作ディレクターの小原源さんは「富山市のコミュニティーFMとして、市民パーソナリティーを数多く迎え、まちの息吹を20年間伝え続けてきた。今回は個性豊かな3人のパーソナリティーが、深夜という特異な時間、同じ土俵に立つことで起きる化学反応に期待している。かつてラジオが持っていたアングラな雰囲気や、バカバカしさを楽しんでいただければ」と話す。
同番組の放送時間は23時30分~翌1時。