富山市の中心商店街アーケードにカフェ「CAFE54」(富山市中央通り1、TEL 076-461-4517)がオープンして2カ月半がたった。
中央通りにあるブティック「アルバーノ」の店主がオーナーを務め、2010年までカフェ営業をしていた同店。現店主の室伏昌子さんが11月に店を受け継ぎ、営業を再開した。昨年まで「まちづくりとやま」に勤務していた室伏さんは、オープンから担当していた「フォルツァ総曲輪」の休館を機に退職。喫茶店を開きたいと考えていたところ、タイミングよく引き継ぎの誘いを受けたという。
店名の「54」は、1977年にニューヨークにオープンしたディスコ「スタジオ54」に由来。その時代の象徴だった憧れの場所の名称を付けたという。
店内にはオーナーが所有する音楽やカルチャー誌、暮らしにまつわる雑誌などのバックナンバーやジャズ、環境音楽、ワールドミュージックといった幅広いジャンルのレコードを約2000枚、CDを約1万枚そろえ、自由に見聴きできるようにする(レコードは時間帯によってリクエストの受け付けができない場合あり)。
カフェメニューは、富山のコーヒー焙煎(ばいせん)店「太陽珈琲(コーヒー)焙煎本舗」のオリジナルブレンドを採用。苦味と深い味わいを持つ「BOOK」と酸味の軽やかな「JAZZ」の2種類を用意する。そのほか紅茶やハーブティー、手作りの焼き菓子、サンドイッチなどをそろえる。
室伏さんは「街なかの喫茶店でゆっくりとくつろいでいただきたいのはもちろん、お客さん同士の語らいの場、交流場所になれればうれしい」と話す。「近い将来には、定期的にライブイベントやトークイベント、ワークショップなどもできれば」とも。
営業時間は11時~19時(土曜・日曜は17時まで)。水曜定休。