富山市中央通りのイベントスペース「HOTORI×ほとり座」（富山市中央通り1）で2月17日、アコースティック・ユニット「武藤昭平 with ウエノコウジ」がライブを行う。

会場の「HOTORI×ほとり座」

　ギターとボーカル担当の武藤さんはジャズ・パンク・バンド「勝手にしやがれ」のメンバー。2001年に「WILD ROOM」でデビューし、ジャズを基調にあらゆるテイストを取り入れた楽曲と、ドラムスがボーカルを担当することで話題を呼んだ。テレビCMやアニメ主題歌に採用されるなど活躍している。

　ベース担当のウエノさんは、オルタナティブ・ロック・バンド「the HIATUS（ザ・ハイエイタス）」のメンバー。ベーシストとしての定評も高く、サポートミュージシャンとしてさまざまなバンドで演奏している。

　武藤さんのソロ・プロジェクトが現在の編成となった同ユニット。2011年に初のフルアルバム「マリアッチ・パンクス」を発売。ガット・ギターとアコースティック・ベースから放たれた異国情緒あふれる楽曲が特徴で、全国のバーやクラブ、ライブハウスからロック・フェスティバルなどで精力的に活動を続けている。

　主催の狩野良太さんは「お酒を飲みながら肩肘張ることなく楽しめるのがこのユニットの魅力。武藤さんのドラムをたたくように弾くガット・ギターとしゃがれたボーカル、ウエノさんのロック色あふれるベースに注目してほしい」と話す。

　オープニングアクトは石川県を中心に活動するシンガーソングライター、オクノシゲヒコさんが務める。2015年にバンド名義での音源となる「SHIGE & THE TRUNK BOYS」を発売し、自身のルーツ（音楽体験）であるロカビリー、ラスティック・ストンプ、カントリーやブルースなどのテイストを取り入れた楽曲で着実に人気を築いている。

　狩野さんは「昔クラブやライブハウスに通った大人世代は酒を飲みに行くような感覚で来てほしい。10代・20代の若い世代にこんなに楽しいおじさんたちがいることを知ってほしい。その場にいる全員で乾杯できたら」と声を弾ませる。

　18時45分開演。チケットは前売り＝3,500円、当日＝4,000円。