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D&D富山で衣料再生プロジェクト 藍染めの技術でオリジナルの一着に

藍染めを施して再生した洋服の一例

藍染めを施して再生した洋服の一例

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 富山県民会館(富山市新総曲輪4)1階の「D&DEPARTMENT TOYAMA」(TEL 076-471-7791)で1月4日、「d&RE WEAR 2017 AIZOME」の受け付けが始まった。

プロジェクトの告知DM

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 D&DEPARTMENTの「染め」による衣料再生プロジェクト「d&RE WEAR」は、2014年に東京でスタート。年に2回、定番色とその時期のシーズンカラーを織り交ぜ、染め直しサービスを行っている。富山では3回目の開催。

 同プロジェクトは、ロングライフデザインの考え方をファッションで表現する活動。まだ着ることができるのに廃棄される服や、染みや色あせなどで着なくなったお気に入りの服などを染め直して、再び着られるようによみがえらせる。

 目まぐるしく流行が移り変わり、消費のサイクルが速く、廃棄が社会問題化しているファッションというジャンルに警鐘を鳴らす同社。同店の石井唯さんは「コンセプトである『ロングライフデザイン』という考え方を、ファッションという分野でどう反映させられるかを問う新たなチャレンジだ」と話す。

 藍染めを行うのは、埼玉県の「武州中島紺屋」。約160年間にわたり藍染めの技術と文化を継承している。今シーズンは、藍色と浅葱色(あさぎいろ)の中間の色合い「縹(はなだ)」に染め上げる。天然植物染めのため、服の素材や状態によって仕上がりの色や風合いも変化し、オリジナルの一着に生まれ変わるという。

 石井さんは「過去の開催では予想以上の反響があり驚いた。お気に入りだった服をもう一度楽しんでもらうという、ファッションにおけるロングライフの取り組みを考えるきっかけになれば」と話す。

 価格はシャツ・小物=6,480円~など。受け付けは2月12日まで。引き渡しは4月末を予定。

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