富山城址公園（富山市本丸）をメイン会場に10月8日・9日に開催される野外音楽イベント「ビートラム・ミュージック・フェスティバル2016」の出演アーティストが全て決定した。

富山城址公園のプラタナスがモデルとなっている「KONCOS」の アナログジャケット

　音楽を通して中心市街地を活性化しようと、実行委員会が2012年から毎年開催している同イベント。城址公園の特設ステージのほか、走行中の市内電車環状線の車内でアーティストが演奏を繰り広げる「トラムステージ」が会場となっている。

　最後の出演アーティスト発表では、今回で2度目の出演となる「smoug」をはじめ、直枝政広さん、「やまも」、男女混声5人組ポップバンド「SATORI」、金沢を中心に活動するトラックメーカー「tanaka scat」、初登場となる大阪のギターロックバンド「FouFou」の出演が決まり、全てのアーティスト発表が出そろった。

　5回目の開催となる同イベントでは、富山城址公園内に無料エリア「ビートラムの森 音楽食堂」を設置。富山の食材を使った飲食店「vege&bar シンバル」やレコード・CD販売の「ディスクビート」、古本・書籍販売の「古本ブックエンド」「ひらすま書房」「古書サニー」など、音楽以外のブースも並ぶ。9日には「ケーキハウスミユク」（洋菓子）のアイシングケーキ作りワークショップのほか、シークレットゲストによるライブも予定している。

　イベント・コラボレーションとして、富山の独立系音楽レーベル「TOKEI RECORDS（トケイ・レコーズ）」がビートラム最多出演となるパンクバンド「KONCOS」のアナログ7インチシングル「The Whistle Song」（1,500円・税別）の会場先行販売も行う。

　富山市内の団体や企業などで構成している実行委員会は「富山のレーベルと音楽イベントがコラボレーションし、東京を拠点とするバンドの音源を販売するのはまれなアイデア。世界中へ発信できる時代だからこそ、今回のコラボレーションが話題となり北陸の音楽シーンとビートラムが注目されればうれしい」と話す。

　一般販売チケットは、1日券＝6,500円（中高生3,500円）、両日券＝1万円（同6,000円）。問い合わせは実行委員会事務局の北日本新聞社営業局企画事業部（TEL 076-445-3326）まで。