富山県朝日町にある「朝日コミュニティーホール・アゼリア」(朝日町平柳)で10月8日、アウトドア映画祭「バンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバル2016」が開催される。
夏の登山シーズンと冬のスキーシーズンの合間に、「パタゴニア」が登山やスキーなどのアウトドアや自然環境の素晴らしさを紹介するために開いている同映画祭。今年で41年目を迎える映画祭では、世界中から応募された350本以上の映画作品から厳選した作品を世界6大陸40カ国で上映を行う。
日本での開催は9月初旬から11月にかけて、全国11会場で行われる。朝日町会場は北陸地区初の開催。ゲストとして2014年ソチパラリンピックのチェアスキー日本代表の夏目堅司さんが登場する。
映画作品はA・B、2つのプログラムで構成。ショートフィルム全15作品を上映する。上映の合間にはMCによる作品紹介があり、ロビーの出入りも自由となっている。
上映作品は、真夜中の南ユタ州の岩山を美しくライトアップされた幻想的な映像作品「ダークライト」、熱気球で行った山頂からパウダースノーを楽しみながら降りてくる「バルーンスキーイング」、アメリカのヨセミテ渓谷の一枚岩エルキャピタンの女性のスピードクライミング記録に挑む「ウィメンズスピードアセント」などを予定。
会場には物販ブースも設け、編み物グループの加工技術「起毛」を生かした富山のアパレルブランド「TATEYAMA Wa’U」、滑川市の雪板ショップ「HAPPY TUNE」、山菜やジビエの店「メデルケ」など、富山県内で活躍するアウトドアをテーマとした店が出店する。
同ホール担当者の上原祐一さんは「アウトドアとこの映画祭のファンで、ぜひ北陸でも開催したいと思っていた。大きいスクリーンで自然の美しさや迫力を味わってほしい。アウトドアファンが多く集まるので、映画だけでなく仲間作りや交流が生まれるのもの魅力。普通の映画祭と違い、自由に出入りできるので気軽に見に来てほしい」と呼び掛ける。
上映時間は、プログラムA=13時~(12時30分開場)、プログラムB=17時~(16時30分開場)。物販=10時~。チケットは、単独チケット=1,500円、A・B共通チケット=2,500円。