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朝日・ヒスイ海岸で海の家プロジェクト 東京の女子大生が企画や運営も

海の家プロジェクトを企画・運営する女子大生メンバー

海の家プロジェクトを企画・運営する女子大生メンバー

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 朝日町のヒスイ海岸(朝日町宮崎)で8月5、首都圏在住の女子大生が企画する「ヒスイ海岸 海の家プロジェクト」が開催される。

ワークショップで作るヒスイ海岸で採れた翡翠のブレスレッド

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 ヒスイかき氷、ハーブティー、サザエつぼ焼きなどのオリジナルメニューの販売をはじめ、サザエキャンドル、翡翠(ひすい)のブレスレッドワークショップ、ブラジル発祥の浜辺で行う羽子板のようなスポーツ「フレスコボール」の体験を予定する同プロジェクト。同5日と6日の夜には、「ヒスイ海岸での星空ナイトシアター」(開始時間は18時半、入場料1,000円)が行われ、富山県出身の細田守監督の映画「サマーウォーズ」など、富山に縁がある映画が上映される。

 今年2月、昭和女子大学の学生5人が、首都圏在住の富山ファンが企画するフィールドワーク「とやまコネクトカレッジ」で、富山県朝日町に訪問。朝日町名産のフクラギ(ブリの幼魚)のさばき、スノーシュー体験、町の人々との大交流会などを通じて、朝日町の人の温かさや自然環境の豊かさに感銘を受けたという。

 日本で唯一、翡翠石が拾えることができ、「日本の渚100選」にも選ばれている美しい海岸でありながら、知名度が低く、海の家が1件のみと厳しい状況に陥っているヒスイ海岸。女子大生たちが「町の人々へ恩返しをしたい」との強い希望から「海の家プロジェクト」が始まった。

 同大学内でもその話に共感を受けた生徒たちが加わり、メンバーは28人に増加。現在朝日町発祥のスポーツ「ビーチボール」のイベントや全国学生ビーチボール交流大会に参加するなど、現地の人々と交流を重ねながらプロジェクトは進行している。

 海の家プロジェクトの代表者の佐伯愛理さんは「朝日町は、山と海を一度に味わうことができ、ホタルやチューリップなど美しいものがたくさんある自然と、ここでしか出会えない温かい人々が魅力」と話す。「『富山×東京の女子大生』をコンセプトに、長期的なビジネス展開のできる体系づくりをしていきたい。今年の夏は朝日町で、穏やかな波の音、磯の香り、満天の夜空、座っている石の感覚といった開放的な雰囲気の中で、最高の時間を味わっていただきたい」とも。

 開催は8月5~7日、12~14日。営業時間は10~16時。

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