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富山の設計事務所内ギャラリーで京都「染司よしおか」展 染めは全て天然素材

美しい色合いを持つ吉岡さんの作品

美しい色合いを持つ吉岡さんの作品

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 富山の建築設計事務所「五割一分」(富山市磯部町3)オフィス2階にあるギャラリースペースで7月2日から、京都で江戸時代から続く「染司よしおか」による染め物の展示会が開催される。

色とりどりの染め物が一堂に展示される

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 ランチョンマットやハンカチ、ストール、ポーチやブックカバーなど、日々の暮らしの中で使いやすいものから、着尺や帯揚げなど和装に特化した作品まで多岐にわたり、約300点の商品を展示販売する。

 絹、麻、木綿などの天然素材を芝草の根、紅花の花びら、アカネの根、カリヤスの葉と茎、ドングリの実など、全て自然界に存在するもので染めていく同店の染め物は、地下100メートルからくみ上げられる伏見の水と「素材に向き合う人」の手で、美しい色を生み出しているという。

 店主の吉岡幸雄さんは江戸時代から4代続く染屋の家系に生まれ、1988(昭和63)年に5代目当主として店を引き継いだ。1991年にはきもの文化賞を受賞、2010年には菊地寛賞、2012年には第63回日本放送協会放送文化賞を受賞している。

 展示会場の同ギャラリー・沖田さんは「富山では貴重な機会となる吉岡さんの展示。一人でも多くの人に触れていただきたい」と話す。

 展示時間は11時~20時。会期中は無休。10日まで。

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