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富山ガラス造形研究所でワークショップ チェコのガラス作家を迎える

アレナ・マチェイカさんの作品「The+Sea+between+Us」

アレナ・マチェイカさんの作品「The+Sea+between+Us」

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 新緑に囲まれた「富山ガラス造形研究所」(富山市西金屋、TEL 076-436-2973)で6月4日・5日、春のワークショップ「Creative Hands」が開催される。

アレナ・マチェイカさんの制作風景

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 同研究所は1991年、全国で初めての公立のグラスアート専門教育機関として開校。以来、世界各国から著名なガラス作家を迎えて公開制作を行うほか、在学生との共同プロジェクト作品の展示を春と秋の年2回開催している。過去には、アメリカ現代ガラスシーンをけん引する先駆者の一人、サーマン・ステイタムさんや、世界各国の美術館に展示されているケケ・クリブスさんなどを招いてワークショップを行いガラスの魅力を伝えてきた。

 今回のワークショップでは、チェコ出身のガラス作家、アレナ・マチェイカさんを講師に迎える。マチェイカさんは主にキルンワーク(電気炉の熱でガラスをやわらかくし成型する技法)を用い、大規模な彫刻作品や空間作品を発表している作家で、ヨーロッパをはじめ世界各地で個展やグループ展を開いている。

 今回は主にキルンワーク、キャスティング(鋳型の中に溶けたガラスを流し込んで成型する技法)を用いた公開制作と学内展を予定。作家との共同プロジェクトとなる学内展について、同研究所准教授の中神牧子さんは「学生がおのおのに手を型取って、キャスティングの技法でガラスの手を作り、色とりどりのガラスブロックに接着したものをフレームにはめ込み、一つの集合作品として展示する。40人の学生それぞれの手への考察や表現の仕方はテーマであるCreative Handsに通じるはず」と話す。

 公開制作は10時~16時。入場無料。事前予約不要。学校説明会(4日13時30分~16時)とスライドレクチャー(5日13時30分~14時30分)も予定する。

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