富山県が、経済界の協力を得て「起業」や「新分野進出」をめざす若者・女性・熟年者などを支援する「とやま起業未来塾」の12期生を募集している。
同塾は2005年に創設され、今期で12期目となる。6ヶ月間(原則として毎週土曜日13:00~17:30)実施される講義は、県内外のトップ経営者や専門家による強力かつ実践的なカリキュラムであり、修了後は販路開拓支援や個別相談指導といったバックアップも受けられる。修了生は300名を超え、さまざまな分野で活躍の幅を広げている。
今期も4つのコースが設置されており、6月~11月に開講される。ものづくり企業の育成・伝統産業の新分野進出・後継者の育成を目指す「ものづくり・新伝統産業コース」、国内外のシェア獲得・全国展開企業の育成を目指す「グローバル・全国展開コース」、北陸新幹線開業効果を最大限に活かした商業・サービス業の活性化を目指す「商業・サービス業コース」、地域貢献型事業の育成・地域課題の解決を目指す「コミュニティビジネスコース」で、定員は各5人程度を予定している。
とやま起業未来塾を修了した11期生のリレイティブ(富山市上本町)社長・松井英之さんは「一流の講師陣による講義を受講しながら自身のビジネスプランを練り上げることができた半年間は、かけがえのない大切な財産。夢・情熱・志を持った熱い仲間たちと出会えたことにも感謝している。6ヶ月間のカリキュラムは厳しいが、やる気と志がある人は是非チャレンジしてほしい」と話す。
とやま起業未来塾12期生は、申込書による書類審査・面接が行われ、決定される。募集期間は4月18日(月)まで。