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富山駅北の古い長屋にカフェ 田舎のおばあちゃん家のような店に

彩りと味のバランスがよい「今日のごはん」

彩りと味のバランスがよい「今日のごはん」

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 富山駅北にある奥田商店街近くに「socca+cafe(ソッカフェ)」(富山市奥田町)が2月20、オープンした。

シンプルで落ち着いた雰囲気の店内

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 同店は古くからある長屋の一角にあり、8席ほどの小さな店内ながらも土間や高めの天井に渡る太い梁(はり)が渡されシンプルで落ち着いた雰囲気を出している。

 「今日のごはん(ランチ)」(700円)は、メーンのおかずに総菜3品、ご飯、みそ汁、漬物付きで、彩りよくワンプレートに盛られている。その他の食事メニューは、その日によって替わるソッカフェの気まぐれカレー「socca+carry(ソッカリー)」(700円)。食後のドリンクは300円追加で提供する。

 ドリンク(小さなお菓子付き)は、コーヒー(400円)、チャイ(450円)、バニラホットミルク(400円)、自家製レモネード(350円)など季節に合わせて用意する。

 生活と密着したことを生業(なりわい)にしたいとカフェを開いた店主の久保田かおりさんは「お出しするのはおしゃれでも特別でもない『おうちのごはん』。懐かしい感じがして、ほっこりできる店なので気軽に来てほしい」と話す。

 「田舎にあるおばあちゃん家のような店を理想とし、自家製のみそや梅干し、レモネードなど手作りのものを使っているが、こだわりすぎない」のがモットー。「ランチやお茶をする所というよりも、この場所にいることに意味を持つような、人が集まる空間を作りたい」という。

 主催者が好きなテーマで企画をするリレー形式のイベントを開くなどさまざまな催しもある一方、普段はゆったりと読書や仕事、会話など、大人が自分の時間を楽しんで過ごせるように心掛ける。

 同店は久保田さん一人で切り盛りしていてるため、しばらくは週3~4日の営業となっている。不定期で犬のオーナー&バイトが看板犬としてお目見えすることも。

 「目標にしているのは『あり続けること』。ここにあって当たり前と思えるほどに地元住民の方にも認められたい」と久保田さん。「変わったものはない、変わったこともしない。けれど、つい行きたくなる第二の家と思ってもらえる店になれれば」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~17時。

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