富山市中心街の屋外イベントスペース「総曲輪(そうがわ)グランドプラザ」(富山市総曲輪3)で2月20日から、「ダンボール迷路」が開催される。
市民が主催するイベントや憩いの場として、2007年に富山市の公共イベント施設として誕生した同施設。
スタッフが「単純に楽しいと思った」ことを企画する同イベントは今年で3回目。ダンボールの調達、迷路の設計と配置のすべてをスタッフが行っている。
同施設チーフの山内晃一さんは「設営には苦労するが、毎年多くの皆さんが楽しんでおり、今年も開催しなければという使命感があった」と話す。
「大人も迷ってほしい」との思いから迷路の難易度を高めに設定する。子どもと一緒に家族みんなで楽しめるとあって、昨年は毎日延べ300人を超える来場者でにぎわった。山内さんは「子どもには難易度が高すぎるのか、迷子になり泣き出す子もいた」と話す。
昨年「日本最大級」とネットで話題になった迷路の難易度は今年、さらに上げるという。「現在は初年度の200マスを大きく超え、250マスで設計している」と山内さん。「子どもが近道をしようとダンボールに穴を開けたが、それを補強するスタッフも迷子になるほど脱出が難しい」と笑顔を見せる。
開催時間は10時~17時。入場無料。3月6日まで(ダンボールが壊れたら期間内でも終了)。平日限定で、保育園や幼稚園などの団体予約も受け付ける。問い合わせはグランドプラザ事務所(TEL 076-403-4400)まで。