ピーター・バラカンさん監修のライブ企画「LIVE MAGIC!2023 EXTRA in TOYAMA」が10月25日、オーバード・ホールの中ホール(富山市牛島町)で開催される。
2014(平成26)年から東京の恵比寿ガーデンプレイスを拠点に行われてきた同企画。「大人のための音楽フェスティバル」と銘打ち、ブロードキャスター&ラジオDJのピーター・バラカンさんが監修を務めてきた。地方公演も行う中、今回は初の富山開催となる。出演は米ニューオーリンズを拠点に活動するピアニスト、ジョン・クリアリーさんとデュオ「ドス・オリエンタレス」の2組。バラカンさんも案内役として登壇する。
1980年、17歳で母国イギリスからニューオーリンズへ移住したクリアリーさんは、地元の有名クラブ「メイプル・リーフ・バー」で働きながら数々の精鋭ミュージシャンと共演。ラテンフレーバーあふれるニューオーリンズスタイルのテクニックを会得する。その後、バンド活動やソロデビューを経て、タジ・マハールさん、ボニー・レイットさんらのツアーに参加。2016年にアルバム「Go Go Juice」で初のグラミー賞を獲得。2008年に初来日して以来、5度の来日公演を行っているクリアリーさんは、「LIVE MAGIC!」への出演も今回で3回目を迎える。
ドス・オリエンタレスは、ウルグアイ出身のキーボーディスト、ウーゴ・ファトルーソさんと、日本人パーカショニストのヤヒロトモヒロさんが2007年に結成したラテンジャズ・デュオ。日本、ウルグアイを中心に国際的な活動を展開している。
今回の企画について、ピーターさんは「ニューオーリンズスタイルを代表するピアニストのクリアリーさんはバンドでもソロでも演奏には定評があるが、今回の来日でソロを披露するのは富山公演のみ。貴重な機会になる。ドス・オリエンタレスのファトルーソさんは、ウルグアイで半世紀を超えるキャリアを誇っており、ヤヒロさんは彼と長年一緒に組んでいる。2組それぞれの音楽性を楽しめる充実したプログラムになっているので、ぜひ多くの方に足を運んでいただきたい」と呼びかける。
翌26日には、バラカンさんのトーク&DJイベント「大人の音楽談義 私の好きなピアニストたち~My Favourite Pianists~」を、マリエ(富山市桜町)7階の富山県民小劇場オルビスで開催。ジャズ、ロック、ソウル、ラテンの名ピアニストたちの音楽を紹介し、魅力についてトークする。
19時開演。チケット料金は、前売り=8,000円、当日=8,500円。「大人の音楽談義」は19時開演。前売り=3,000円、当日=3,500円。