ワークショップ「d SCHOOL わかりやすい あまみ」が8月19日、富山県民会館(富山市新総曲輪4)1階にある「D&DEPARTMENT TOYAMA」(TEL 076-471-7791)で開催される。
「d SCHOOL」は、同店が定期的に行っているロングライフデザインの勉強会。「長く続く良いこと・もの」を「ロングライフデザイン」と捉え、ものづくりの歴史や背景、地元で継承されている文化について作り手から学び、さまざまな切り口から長く続く理由を探る。
今回は富山市で360年の歴史を持つ老舗あめ店「島川あめ店」(富山市古鍛冶町)を取り上げる。同店は1663(寛文3)年に創業。昔ながらの製法と、甘藷(かんしょ/サツマイモのでんぷん)・麦芽のみのシンプルな原料で今なお麦芽水あめを作り続けている。勉強会では麦芽水あめにスポットを当て、甘味としての「麦芽糖」を深掘りする。
「D&DEPARTMENT TOYAMA」の進藤仁美さんは「昨年『島川あめ店』の展覧会を開催し、多くの人に島川さんの麦芽糖を使った商品を紹介し好評を得た。甘いものは体に良くないと思われがちだが、麦芽糖は疲れた時や体調がすぐれない時の手助けになる。砂糖とは違った側面があることを知り、麦芽糖の魅力を多くの人に広めたいと思い企画した」と振り返る。
今回は島川あめ店のスタッフを講師に迎え、「麦芽糖について」「麦芽糖の作り方」「麦芽糖のおいしい食べ方」などの項目を設け、ワークショップ形式で勉強会を行う。
進藤さんは「甘くておいしくて、体にやさしい麦芽糖は、甘いものが好きな人はもちろん、砂糖を控えている人や小さな子どものおやつにもおすすめできる。今回の勉強会を通して、麦芽糖を取り入れた生活を提案できれば」と話す。
開催時間は10時~12時、14時~16時の2回。定員は各回8人。参加費は2,500円。要予約。