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富山D&Dで老舗あめ店が360周年企画展 工場見学や量り売り販売も

ギャラリーでの展示の様子

ギャラリーでの展示の様子

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 富山の老舗あめ店「島川あめ店」の創業360周年を記念した展示「Sweet Life」が現在、富山県民会館1階の「D&DEPARTMENT TOYAMA」(富山市新総曲輪4、TEL 076-471-7791)のギャラリースペースで開催されている。

期間限定で提供する「県産豚肩肉の新生姜ポークジンジャー」(1,300円)

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 江戸初期となる1663年に創業した同店では、でんぷんを麦芽で糖化させる手法で長年にわたり「麦芽水あめ」を作り続けてきた。同店の360年の歴史をひもとく同展示会では、明治時代の工場の写真や実際あめ作りに使用する道具や材料の展示、島川あめのファンである地元作家たちによる、島川あめ店にまつわる作品の展示が行われている。

 展示期間中、D&DEPARTMENT TOYAMAのダイニングでは同店の水あめを使ったスペシャルメニューを用意。「水あめとグラノーラかけバニラアイス」(650円)と「県産豚肩肉の新生姜(しんしょうが)ポークジンジャー」(7月10日まで)を提供する。店長の進藤仁美さんは「アイスは水あめ本来の優しい甘さを、ポークジンジャーはさりげない甘みで素材のおいしさを引き立ててくれる。展示はもちろん、スイーツや料理を通しても水あめの力を感じていただけたら」と話す。

 関連企画として、7月10日には工場見学ツアー、29日・30日には量り売り販売「グラムマーケット」も開催する。

 島川あめ店の島川とも子さんは「水、でんぷん、麦芽と、自然素材のみを用いた水あめは、体に優しい味わいにこだわって作り続けてきた。近年では料理愛好家の方々から調味料としても使われている。この機会に島川の歴史を知っていただき、水あめの素朴な味わいを試してもらえたら」と話す。

 営業時間は10時~19時。8月7日まで。

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