滑川にある博物館「ほたるいかミュージアム」(滑川市中川原)で4月29日、「春のホタルイカ祭り2023 in 滑川」が開催される。
グルメや遊びを通して滑川の名産品ホタルイカを楽しむ同イベントは、初開催の2000(平成12)年から地域で親しまれてきた。近年はコロナ禍により規模の縮小を余儀なくされていたが、滑川市制70周年を迎える今年は例年より充実した内容になるという。
特設ステージでは、地元の民謡「ホタルイカ音頭」の三味線演奏・踊りの披露、小学生以下向けビンゴ大会のほか、来場者参加型コンテストなどを行う。「ホタルイカすくいコンテスト」では、参加者が生きたホタルイカを1分間で何匹すくえるか、「わんこホタルイカ大食いコンテスト」ではボイルホタルイカが10匹入った椀を何杯食べられるかに挑む。「ホタルイカ目玉とばしコンテスト」では、ボイルホタルイカを口に含み、目玉だけを飛ばして飛距離を競う。
野外ブースでは「ほたるいか天ぷら」「ほたるいかしゃぶしゃぶ」、滑川市のゆるキャラ「キラリン」をかたどった「キラリン焼き」、滑川名物「どんどん焼き」などを販売するほか、ゲームコーナも設ける。館内のカフェ「みちcafe wave」では、ショウガをアクセントにした人気メニュー「ほたるいかバーガー」や「ほたるいかフライ」を提供する。
同館職員の小林昌樹さんは「今年はホタルイカが不漁でニュースになったが、開催に向けて量は確保できている。4年ぶりのフル開催となり、ホタルイカにこだわった内容となっているので、多くの方に見て、触れて、食べて、富山の春の風物詩を楽しんでほしい」と来場を呼びかける。
開催時間は9時~15時。雨天決行。各コンテストの参加受け付けは当日9時から、先着順で行う。入場無料。