![外気浴のイメージ](https://images.keizai.biz/toyama_keizai/headline/1666675460_photo.jpg)
滑川市にある博物館「ほたるいかミュージアム」(滑川市中川原)敷地内の海側エリアで10月29日・30日、「海感サウナイベント」が開催される。
サウナ関連のプロデュース事業を手がける「5℃+(ゴドプラス)」(滑川市追分)が企画する。同社は「サウナ×地方創生」をテーマに、サウナの設計から施工、企画、運営、テントサウナのレンタル、サウナイベントの開催までを手がけている。
同社代表の石田拓人さんは「日本海を一望できるロケーション、ミネラル成分を含み健康にいいとされている海洋深層水など、滑川にある自然の資源を有効活用し、昨今のサウナブームとかけ合わせることで、新たな観光資源の創出を図りたい」と意気込む。
当日設置する3種類のテントサウナは、県内各地でサウナイベントを企画する「富山あせっかき」が監修する。北陸唯一の大型テントサウナで、サウナストーンにアロマ水をかける「ロウリュ」とタオルで熱風を送る「アウフグース」を組み合わせる。110度まで上がる超高温サウナのほか、シラカバやオークを束ねた「ウィスク」で全身をたたき、なでることでリラクセーション効果を得る「セルフウィスキングサウナ」が体験できる。
外気浴スペースは日本海を臨み、水風呂では、サウナ愛好家の間で「シングル」と呼ばれる、9度以下の水温を保つ。通常のサウナ施設では高額な冷却装置を使い水温を調節しているが、同イベントでは、滑川沖の水深333メートルからくみ上げた5度の海洋深層水を活用する。
山側エリアでは「HOTAマルシェ」を同時開催。サンドイッチやフードトラック「KEIZO倉庫」(追分)をはじめ、古着やアクセサリー、キャンドル雑貨など約10店舗が立ち並ぶ。
石田さんは「既に20~50代の幅広い世代の方に予約を頂いている。滑川市やほたるいかミュージアム、海洋深層水が盛り上がるきっかけとなれば」と話す。
サウナイベントの開催時間は9時~17時(1回の利用は2時間)。料金は3,000円。参加者はタオル、水着、上着を持参。要予約。マルシェの開催時間は11時~16時。入場無料。