大規模ブックイベント「BOOK DAY とやま」が4月29日~5月1日の3日間、富山駅構内南北自由通路で開催される。
昨年2年ぶりに復活した同イベントは今回で9回目を迎える。県内外から古書店、新刊書店、レコード店などが集結し、絵本、文芸書、暮らしの実用書から画集、リソグラフポスターまで多ジャンルの書物がそろう。
古書店は日本文学、海外文学を中心とした「空き瓶books」(京都)、1970~80年代の少女漫画をセレクトする「古本屋ぽらん」(三重=29日・30日)をはじめ、「古書思いの外」(京都=30日、5月1日)、「半月舎」(滋賀)、「徒然舎」(岐阜=29日・30日)の関西・岐阜勢5店が参加。石川からは「オヨヨ書林」「金沢文圃閣」「近八書房」「古本一刻館」のほか、「NYANCAFE-BOOKS」「古本LOGOS」(以上29日)の6店。地元の富山からは「古本ブックエンド」「デフォー」(富山市)、「書肆月影」「ひらすま書房」(射水市)、「古本いるふ」(滑川市)、「ブック・スピカ」(高岡市)、「コメ書房」(南砺市)など12店。
ほかにもリトルプレスを中心とした兵庫・神戸の「1003」が初出店(29日・30日)。石川の「石引パブリック」(5月1日)は、ZINE、雷音レコード、リソグラフポスターなどを取りそろえる。出版関連ブースでは富山の「スピニー」が富山駅周辺の街歩きガイドマップを作成するほか、「ピストン藤井」(5月1日)が新曲付きZINEを持ち寄る予定。
子ども本を主に扱う「新本のプー横丁/あっちゅん堂」では、イタイイタイ病訴訟の原告患者である小松みよさんの生涯を描いた絵本「みよさんのたたかいとねがい」を展示・販売。4月29日の11時から、著者の金澤敏子さんを招きサイン会も開く。
レコードブースには石川の「レコードジャングル」、富山の「ディスク・ビート」「TOKEI RECORDS」が出店するほか、ドリンクブースでは「máni-coffee」(29日)、「CAFE HAHAHA」(30日、5月1日)がコーヒーを提供する。
開催時間は各日10時~18時。入場無料。出店者の変更の可能性あり。