音楽イベント「大人の音楽談義」10周年記念企画が3月12日から、富山市中心部にある「富山市民プラザ」(富山市大手町6)で開催される。
2012(平成24)年から市民プラザ主催、イベント会社「オレンジ・ヴォイス・ファクトリー」(磯部町)が企画運営してきた同イベント。ブロードキャスター、ラジオDJのピーター・バラカンさんをメインMCに迎え、日本の音楽シーンに携わるゲストを招き、国内外の音楽の魅力を多角的に語り合ってきた。今年は10周年を迎えるに当たり、4日間にわたって記念企画を行う。
12日は「ピーター・バラカン Ping-Pong DJ ~スライド天国へようこそ~」。ピーターさんが、ゲストと互いにレコードで選曲を返し合い、解説する恒例企画。今回はスライドギターをテーマに、ギタリストの大江康太さんを迎える。大江さんが率いるインプロビゼーションバンド「The Kota Oe Band」がミニライブも行う。
翌13日は「佐橋佳幸トーク&ライブ~渋谷と僕と音楽と~」。音楽プロデューサー、アレンジャーの佐橋さんがホストとなり、「渋谷のレーベル合同会社」代表の庄司明弘さんを迎え、シティポップと渋谷系ミュージックの関係性を掘り下げる。シンガー・ソングライターのSETAさんによるミニライブも行う。
18日は、はっぴいえんど、ティン・パン・アレーといった日本のロック黎明期を代表するバンドのギタリストとして活躍した鈴木茂さんを招く。バンド編成のスペシャルライブも行う。
翌19日は「ブルースといっても暗くない! ジャンプ/ジャイヴって?」と題し、吾妻光良&The Swinging Boppersのスペシャル編成によるトークとミニライブを行う。吾妻さんら3人のメンバーを迎え、ジャンプやジャイブの詞世界、サウンドの変遷などを解説する。
オレンジ・ヴォイス・ファクトリーの越澤勝さんは「これまで9年間、18公演で、ピーターさんを中心にさまざまな談義を繰り広げてきた。10年目の今回は集大成にふさわしい内容になっている。ポップス、ロック、ブルースにおいて、日本を代表する新旧ギタリストが参加することになり、多様性あふれるイベントになったと自負している。多くの音楽ファンに足を運んでほしい」と呼び掛ける。
各日の開演時間、入場料の詳細はホームページで確認できる。