デザインの視点から富山の魅力を伝えるトラベルガイドブック「d design travel 富山2」が11月19日、発売された。発行は「D&DEPARTMENT PROJECT」（東京都世田谷区）。

　47都道府県ごとに発刊する同シリーズでは、地域に根づいたものを「ロングライフデザイン」と定義し、紹介している。編集部員が2カ月間にわたって現地で暮らし、「心を動かされた」ロングライフデザインを観光、飲食、買い物、喫茶、宿泊、人物の6つのカテゴリーに分けて選定する。今回の富山本は2009（平成21）年に続き、第2弾となる。

　観光枠では「富山県美術館」（富山市木場町）、富山地方鉄道の観光列車「アルプスエキスプレス」、宿泊枠ではクラフトづくりが体験できる「Bed and Craft」（南砺市）、現代の合掌造り「まれびとの家」（南砺市）、買い物枠では民芸品店「林ショップ」（富山市総曲輪）、「若鶴酒造 三郎丸蒸留所」（砺波市）などを取り上げる。

　飲食枠では「茶寮 和香」（高岡市）、「L' évo」（南砺市）、「キッチン花水木」（富山市上本町）、喫茶枠では米蔵でオリジナルクラフトビールを堪能できる「Kobo Brew Pub（コボ ブリュー パブ）」（富山市岩瀬）、ルーツミュージックと日本酒を提供する「DOBU6」（富山市総曲輪）などを紹介する。

　土地のキーマンを掘り下げるカテゴリーでは、利賀村で世界演劇祭「利賀フェスティバル」を運営する「劇団SCOT」主宰の鈴木忠志さん、「富山県西部観光社 水と匠」プロデューサーの林口砂里さんらの活動に迫る。

　価格は3,190円。