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富山で鉛筆画家・古谷振一さんの展示会 志村けん、広瀬すずを緻密に描写

志村けんさんをモチーフにした鉛筆画

志村けんさんをモチーフにした鉛筆画

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 富山市在住の鉛筆画家・古谷振一さんの展示会「鉛筆アートの世界 古谷振一展」が、「富山市民プラザ」(富山市大手町)で始まっている。

富山出身の柴田理恵さん

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 古谷さんは1964(昭和39)年、小矢部市生まれ。幼少時代から図画工作が得意だったという。製造業の機械設計に携わる一方、趣味として鉛筆を用いたデッサンにも25歳から取り組む。独自の下書き方法を編み出し、リアルな鉛筆画を追究してきた。自身が務める工作機械メーカーの作品展に出品した際には、写真と勘違いされたこともあるという。

 1作品を描くのに要する期間は1週間から3カ月ほど。現在までに志村けんさん、柴田理恵さん、石原さとみさん、浜辺美波さんなど約70点の鉛筆画を完成させている。

 2013(平成25)年からは、動画投稿サイト「ユーチューブ」で鉛筆画のメイキング動画を配信。広瀬すずさんをモチーフにした作品がSNS上で大きな反響を呼び、国内外のメディアで紹介されるようになった。2016(平成28)年には動画の総再生回数が600万回、現在の総再生回数は1700万回を超え、登録者数が12万人の人気チャンネルに成長している。今年5月21日に公開の吉永小百合さん主演映画「いのちの停車場」では、ティザービジュアルも手掛けた。

 鉛筆画は道具が入手しやすく手入れも簡単なので、誰でも気軽に始められるという古谷さん。「写真にはない温かさや決して複製できない存在感があると同時に、消しゴムで簡単に消せてしまうはかなさも鉛筆画の魅力。皆さんもチャレンジしてみてほしい」と呼び掛ける。今後は鉛筆画の絵画教室も開くという。

 展示期間中の土曜・日曜には古谷さんが在廊し、16日と23日にはギャラリートークも予定している。

 開催時間は平日11時~16時、土・日は10時~17時。入場料は中学生以上500円。23日まで。

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