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富山市出身の作家・山内マリコさん原作の映画「あのこは貴族」公開

門脇麦さん、水原希子さん共演作「あのこは貴族」

門脇麦さん、水原希子さん共演作「あのこは貴族」

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 富山市出身の作家・山内マリコさん原作による映画「あのこは貴族」が、2月26日にシネコン「J MAX THEATER(ジェーマックスシアター)とやま」(富山市総曲輪)で公開される。

山内マリコさんのサイン入り単行本

 山内さんは、2012(平成24)年に「ここは退屈迎えに来て」で作家デビュー。地方に生きる女性たちのリアリティーを描き、文学ファンやさまざまなジャンルのアーティストの間で話題となった。著作が映画化されるのは「アズミ・ハルコは行方不明」(2016年)、「ここは退屈迎えに来て」(2018年)に続き3作目となる。

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 長編小説「あのこは貴族」は、東京生まれの箱入り娘・華子と、地方生まれ東京在住のOL・美紀が主人公。境遇の異なる2人が弁護士・幸一郎を通じて出会い、結婚をめぐる葛藤を抱えながらも、互いに向き合うことでそれぞれの呪縛から解放されていく。映画版の華子役を門脇麦さん、美紀を水原希子さん、幸一郎を高良健吾さんが務める。

 監督を手掛けるのは岨手(そで)由貴子さん。岨手さんは、あるカップルが妊娠・結婚をきっかけに、互いの家族のルーツをたどるラブストーリー「グッドストライプス」(2015年)で商業映画デビュー。新人監督の登竜門と称される「新藤兼人賞」金賞を受賞した。

 山内さんは同作について「富山から東京へ行き、知ったこと、感じたことが詰まっている物語。小説では、氷見出身の方に取材し、美紀のバックボーンを練り込んだ。映画では魚津でも撮影が行われ、水原希子さんが同地に降り立っている。格差や分断といった言葉ばかりが聞こえてくる世の中で、女性たちはどうすれば幸せになれるのか。明るい気持ちで映画館を出られる、とてもいい映画になっている。今年のベストムービーはこれだと、太鼓判を押せる作品」と話す。

 同館関係者は上映に当たり、「原作を読んだ時『女の敵は女』という古い固定観念を覆してくれる小説だと思った。昨年あたりから、国内外の女性監督作品を当館でたくさん上映している。中でも『ハスラーズ』や『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『パピチャ~未来へのランウェイ~』が好きな方は、きっと気に入るはず。富山にゆかりのある作品なので、多くの方に足を運んでほしい」と話す。

 同館ロビーでは山内さんのサイン入り単行本と文庫本を展示。公開を記念して制作した、イラストレーター・塩川いづみさんによるオリジナルグッズも販売する。

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